外壁屋根塗装サポート室　お役立ち情報

本当に塗替えが必要なの？

最近、リフォーム会社の営業が来て塗替えを勧めたそうです。「外壁が傷んできているし、窓廻りのシールが劣化していて雨が入るので、足場を架けて屋根、外壁を塗り替えた方がいいですね、今なら 特別サービス期間です。」と言ったそうです。

お客様にすれば、まだ築６年しか経っていないのに本当に塗替えが必要なのか、また提出された見積書の金額が本当に妥当なものか困ってしまったそうです。見積書を見せていただくと、サービス工事と書かれた部分がいくつかありますが、そこは塗装工事の主要部分で、なぜ簡単に「サービス」と書くのか不自然です。それなら付属部分でサービスと書いたほうがすっきりすると思いましたが、結局その見積書は専門業者の私が見ても理解できませんでしたし、かなり高いという印象でした。

住宅の塗り替えの時期は、一般的には築１０年から１５年位と言われています。

具体的には 鉄の部分であれば、うっすらと赤いサビが出てきた時です。

塗り替え工事の見積りを５社に依頼したそうです。その結果は、見積り金額がバラバラでかえってどこに頼んだら良いか分からなくなってしまったそうです。

A社は１００万円、B社はUVカットの高級塗料を使用するので１５０万円、C社は屋根の修理が必要だから修理してから建物全体を塗装するので２００万円といった具合に、５社それぞれが、どこまで工事が必要か、どの塗料を使うのかがバラバラで比較しようがない、素人にはどこまでの工事が必要と言われても判断ができないということでした。

基本的には塗装する箇所を指定して、どの塗料を使うかを決めて見積りを依頼すれば比較できるはずです。外壁の面積は建物の設計図面で計算するのと、実測するのでは多少違ってきますし、大雑把に計算するのと細かく計算するのとでも違います。
また単価は直接施工か、下請けを使っての施工か、営業マンのいる会社なのかによって当然変わります。

どこまでの工事が必要かは、それぞれの業者が経験に基ずいて判断しているので、考え方によって提案が分かれてくると思います。

前に述べた屋根の場合ですが、確かに修理したほうが良いとも思えますが、修理にかなりの費用がかかります。そして修理する以外の部分も遠からず寿命が来ることを考えると、今回は部分的な補修にとどめ、将来屋根全体を直すとか建て替えることを考える方が得策と思えました。

結局どこまでの工事が必要かは、各業者の説明を良く聞いて比較検討しどれが妥当か、将来の計画も見据えて判断したら良いと思います。 しかしそれも難しいのであれば次に述べる「業者の決定理由」を参考に、信頼できる業者に任せたらよいと思います。

見積書を何通も取ったら、自分は素人で塗装の知識がないからどの業者に決定したら良いのか分からなくなってしまった、と云われることがあります。 これに対する解答は、これまでに施工させていただいたお客様の決定理由が参考になると思います。

足場工事の際、現場周囲が狭く、足場を積んだトラックを現場前の公道に置かざるを得ない場合があります。このようなときには、その場所を管轄する警察署に道路使用許可申請をします。

道路使用許可申請書2通に、添付書類（道路使用の場所又は区間の付近の見取図）を付けて、管轄警察署の交通規制係に提出すると、特段の問題が無ければ、平日の中2日位で許可が下ります。

 塗装工事の依頼先が決まったとして、その後の工事の流れとお客様に注意していただく点についてご説明して行きます。